「残業が多すぎて、そもそも転職活動をする時間がない」
この記事は、そんな方へ向けて書いています。
こんにちは、ノマドの02smwhereです。
前回ブラック研究室について書きましたが、今回はブラック企業についてです。
先日友人と話す機会があったのですが、ブラック企業が残業が多い理由として、新しい考え方を得ることができたので、ご紹介します。
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ブラック企業に残業が多い理由は転職活動の妨害です
ブラック企業は意図的に残業を多く設定することで、あえて社員の転職活動へ向ける活力や時間を奪っている
これこそが、新しい残業という概念への考え方です。
ブラック企業では、残業も非常に多く、休日出勤も当たり前です。
労働時間がそれだけ長いと、平日はもちろんのこと、休みの日であっても何もする気が起きません。
転職活動なんてもってのほかです。
巷では一般的に、「ブラック企業なんてさっさと辞めてしまえば良い」という声が非常に多いです。
しかし、実際に勤めている人からすると、逃げ出すための活力や時間がないことが、現実なのです。
このような視点は、公であまり語られることは少なく、なかなか持ち合わせている人も少ない見方なのではないでしょうか。
ブラック企業が社員の転職活動を邪魔する理由とは
『若い頃の苦労は買ってでもしろ』という言葉があるが、その言葉を作ったのは売る側の人間だ。
— ジョークbot (@Joke_anecdote) 2017年9月15日
ブラック企業は最低限の社員の稼働率を上げることで、大量の業務を非効率に回していることが多いです
そのため、社員が一人でも欠けてしまうと、会社として成り立たなくなってしまいます。
だからこそ、ブラック企業では社員にはなるべく転職活動をさせないことが重要です。
近ごろは働き方改革が叫ばれていますが、そもそもブラック企業には、改革を行なうだけの資金や人的リソースの余裕もありません。
ましてや、効率化して労働時間が削減されてしまうと、社員に自由な時間を与えることになってしまいます。
その結果、転職活動の余裕を与え、社員に逃げられてしまっては、業務が回らなくなってしまいます。
したがって、過大な残業は労働に従事させるだけでなく、元気を奪って転職活動を妨害するために、非常に有効な手段なのです。
友人と会う機会も少ないので、社員は自分の置かれている状況を客観的に判断することができません。
当然ですが会社以外のスキルが身につかないので、副業や独立もできません。
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ブラック企業の残業に妨害されず転職活動をする方法とは
では、ブラック企業で日々忙しい業務をこなしながら、転職活動をする方法はないのでしょうか。
僕自身の転職経験から言えることは、すぐに転職する気がなくても、転職サイトにだけは早めに登録するべきです。
なぜならば、仕事でのストレスや疲労が溜まってきてしまうと、疲れて帰って寝るだけの日々が続き、そこから抜け出せなくなってしまいます。
すると、いくら現状を変えたくても、転職サイトに登録する元気すらなくなってしまうのです。
僕自身はというと、第二新卒という採用枠を利用して、外資系コンサルティングファームへの転職に成功しました。
当時は自動車メーカーの新卒一年目、シフト制の工場実習中でした。
そのため、勤務時間帯が不規則だったり、肉体労働で体力的に削られた中での転職活動となっていました。
しかし、僕が利用したリクルートでは、大手の転職エージェントであることも手伝って、多くの優秀なエージェントが幅広い時間帯で対応してくれました。
面談も電話にて対応していただき、しかも時間帯もシフトを考慮して、夜遅くに設定していただけました。
また、最近では20代や第二新卒であっても、転職市場が非常に活発です。
いまの会社のキャリアを活かしつつ、第二新卒としてさらなるキャリアアップを図りたいのであれば、僕はビズリーチを強くおすすめします。
ビズリーチは、管理職やグローバル人材など、選ばれた一流のビジネスマンを優秀なヘッドハンターがスカウトしている、会員制の転職サービスです。
最近では、テレビCMもよく流れていますね。
現代の転職は自分で応募するのみならず、このようなスカウト型のサービスが一般的となってきています。
ハイスペックが要求される一方で、年収や裁量などの条件が良い求人が多く見つかるので、チャレンジしたい方はこちらも合わせておすすめします。
いまは少子高齢化も手伝って、どの業界も人手不足です。
よって、きちんとエージェントや求人を選んで、エントリーシートを添削してもらえれば、自分を必要としてくれる企業は必ず見つかります。
ブラック企業の思うがままにされてしまうことなく、なんとか納得の行く形で、転職活動を成功させていただきたいと思います。
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