コンサルで学べる能力が仕事内容次第のギャンブルである理由とは

      2018/09/24


「コンサルは成長できるっていうけど、どんな能力が身につくのかな?」
「コンサルでは、どんな仕事をするんだろう」

この記事は、そんな皆さんへ向けて書いています。

こんにちは、ノマドのTEN(@02smwhere)です。

僕は新卒で大企業に勤めた後に、外資系コンサルティングファームへ転職し、数年勤めた後に退職しました。
 
本記事では、そんな僕がコンサルティングファームにいた時の仕事内容についてご紹介します。

本記事のまとめ
  • コンサルティングファームでの仕事内容がわかる
  • コンサルタントになると、どんな能力が身につくのかわかる
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外資系コンサルタント時代の経験プロジェクト

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初めに、僕が会社に在籍していた間に参加したプロジェクトをご紹介いたしましょう。

 
①クライアントのビッグデータ分析

僕が入社して、一番最初に加わったプロジェクトです。

最近では良く聞くようになった、ビッグデータというやつを扱っていました。
データアナリストとして、SQL叩きまくったり、統計処理をして分析を行ったり。

毎日現場から送られてくるデータを取得して、計算用のモデルを構築して、データを元に提言を組み立て、クライアントの経営層に毎週プレゼンしてました。

ExcelとかSQLみたいなスキルは、このプロジェクトのおかげで身についたと思いますね。

まあ、フィジカル的にはかなりしんどいプロジェクトであったのですが…
分析したデータを見て結論を出す、コンサルっぽい仕事といえば、そうだったのかもしれません。

 
②サービスの運用デリバリー
 
クライアントの顧客管理を行なうチームに配属となり、どちらかというと運用寄りのプロジェクトにいたこともあります。

とはいえ、ちょうど業務改善のフェーズだったこともあり、ほぼシステム導入のひと通りを任せてもらうことが出来ました。

要件定義、基本設計、開発、テスト、リリース。
というように、SI(システムインテグレーション)の上流から下流まで主体でこなしました。

それが終わったら、他の課題をヒアリングして、現況の業務を調査したり、次世代のシステム導入の提案をしました。

前プロジェクトに比べて、主体的に仕事を任せてもらえて、クライアントと顔を突き合わせて議論をする、という経験が出来たように思います。

 
③大規模な業務改善の要件定義

かなり大きな案件獲得に向けた提案から加わらせてもらい、まずクライアントが仕事を頼むコンサルを決めるところから、入札を勝ち取るまで、少数精鋭で仕事をしていました。

実際に案件が取れてからも、現行業務をヒアリングしたり、コンサルが手がける範囲の問題点と要件を整理したり。

毎日のミーティングのファシリテーションや、課題共有と進捗管理をしたり。

時には地方までいって、現場の調査を行ったりしてきました。

システムの知識や製造業のビジネスについて学ぶことができ、クライアントと良い関係を築くことが出来たので、一番やっていて楽しかったプロジェクトです。

 
合わせて読みたい>>>> 業務改善でシステム開発や導入をする意味を車に例えて解説する
 

コンサルにおけるプロジェクトと仕事内容の決まり方とは

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さて、これらの仕事内容についてですが。

必ずしも、僕から手をあげてやらせてもらったものばかりではありません。

コンサルティングファームにおいて、各プロジェクトに加わるときには、事前にそのプロジェクトのマネージャークラスと面接をします。

 
その面接でチェックされるのは、
・今までどんな仕事をしてきたか?
・どんなスキルを持っているか?
・これからどんな仕事をしたいか?

…などなど。

さらに、実際に現場のマネージャーから、
・どんな仕事を行なうプロジェクトか
・メンバーとしてどのような役割が求められるか

…などを聞かされます。

 
これらを聞いた上で、自分のキャリアイメージやバッググラウンドが異なる場合は、そのプロジェクトに加わることを断ることも可能です。
 

とはいえ、第二新卒で入ったばかりの若造には、実績もスキルもあるわけはなく。

せっかく面接を設定してもらったプロジェクトを、断るなんてできませんでした。

 
また、僕が会社に在籍していた後半からは、人事など上の言うままの決定が増えていきました。

かつてのコンサルティングファームといえば、なんでも言ったもの勝ちで、自分の好きなことをさせてもらえる!というイメージが強かったのですが…

 
いまはそういった雰囲気も薄れてしまっているように思います。

 
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個人的な見解ですが、これは働き方改革による影響が大きい気がしています。

企業が働き方改革を進めるために、新しい業務改善に取り組まざるを得なくなると…

→ コンサルティングファームに発注する仕事量が増える

→ コンサルも業績を伸ばすために、案件を取りに行く

→ コンサルの仕事は増えていく一方で、コンサル自身も働き方をする必要がある

→ 人が圧倒的に足りないから、ガンガン採用して現場に流す必要がある

個人の考えなんて気にしていられない、黙って人員配置に従え!

 
つまるところ、外資系とはいえ日本法人のコンサルティングファームの場合。

日本の大企業のようにジェネラリスト志向、会社の人事が最優先になってきている気がします。

 
合わせて読みたい>>>> 激務で残業地獄でも外資系コンサルが人気の理由とは
 

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コンサルティングファームの求人から実際の仕事内容を分析してみる

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では、実際にコンサルティングファームの求人内容から、こういった実態や仕事内容を読み解くことはできるでしょうか?

たとえば、「業務改善」という文言がある場合、

これは時と場合によりますが、システム導入に関するプロジェクトに回される可能性が高いです。

具体的にはSAPSaleforceなど、パッケージ導入やSI関連のプロジェクトは、人が足りていません。

それでいて単価も高く、長期的に見た収益が安定するので、最近のコンサルティングファームでは熱心に案件の獲得を目指しています。

 
また「海外」という文言がある場合は、主に二種類のパターンがあるかと思います。

ひとつめは、クライアントの海外拠点の現場に深く関わるパターンです。

日本企業が海外進出するために、支社を立ち上げてその機能を構築するために、コンサルを頼ることがあります。

もうひとつは、自社の海外拠点、いわゆるオフショアに関わるパターンです。

この場合、実際にシステムを作ったり、クライアントの業務の一部、例えばコールセンターなどを請け負うのがコンサルティングファームであり、その仕事を人件費の安い海外へ逃がすのが目的です。
 
他にも、「経営」「ビジネス」といった言葉がこれ見よがしに出てきますが、非常にわかりにくいですよね。

 
コンサルティングファームにおける職種の違いについては、別記事にまとめておりますので、こちらも合わせて参照ください。
 
合わせて読みたい>>>> コンサルティングファームの職種の違いを詳しく解説する
 

尖った能力がない器用貧乏の便利屋になる可能性もある

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さて、ここまできて気がついた方もいらっしゃるかもしれません。

コンサルティングファームの求人では、どんな能力が必要だとか、どんな仕事をするとか、具体的な内容が書いていないことが多いのです!

 
そもそも、「コンサルタント」という職種は便利な肩書です。

街を歩けば、ネットサーフィンをすれば、「〜コンサルタント」という名前が溢れかえっています。

その分野に賢くなって、他人にそれなりの提言をして、満足してもらって報酬をいただければ、誰でもコンサルタントになりうるということですね。

 
これは、俗に言う「コンサルティングファーム」に入社したとしても大きな差はありません。

システム導入の会社から転職してきた人たちとは違い、特に新卒のコンサルタントはスキルセットが定まっていないことが多いです。

そのため、会社の抱えているプロジェクトの都合によっては、何でも屋になっていく可能性だってあります。

 
何でもできるけど、これと言って尖った強みがあるわけでもない。

若いうちはどんなプロジェクトであっても、人が足りなければ、「経験を積ませる」という大義名分のもとに、現場に放り込むことができる。

そこで芽が出ればラッキーだし、残ることができる能力のある人だけが昇進すれば良い。

 
若いうちはそれでいいのかもしれませんが、昇進するにつれてふるいにかけられていく、外資系企業にしがみつくことは非常に危険です。

結果として、職種と異なる仕事を任せられ、プロジェクトとのアンマッチに耐えきれなくなっていき、精神を病んでいくか、辞めていきます。

 
こんなキャリアパスが轢かれている事実こそ、未経験でも自頭さえ良ければ、外資系コンサルティングファームに入社できる理由のひとつです。

働き方改革の進んでいる現代において、どんなプロジェクトに入り、どんな能力を身につけることが出来るかで、自分の進む道が決まってしまう。

コンサルティングファームで働く現役の若手コンサルタントにとっては、ほぼギャンブルに等しいものになってしまっているかもしれません。

 
合わせて読みたい>>>> 外資系コンサルでプロジェクトマネジメントを経験する意味とは
 

外資系コンサルティングファーム学べる能力は完全に人それぞれ

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コンサルティングファームに入ると学べることとして、例えばロジカルシンキング生産性の高いPC操作など、様々なことが言われています。

本屋を歩けば、「元〜社のコンサルタントが教える…」みたいな書籍が溢れていますからね。

 
確かに一昔前とは違い、こういった書籍を読むだけでも多くの能力は磨くことができます。

ですが、働き方改革のおかげもあり、労働時間が短くなった反面、コンサルタントとして学べることも、運の要素や意識の差がはっきりと現れるようになってきたのかもしれません。

 
それでも僕は、コンサルティングファームで働けて本当に良かったと思います。

やはり優秀な人達に囲まれて、日本企業では経験できないような密度とスピード感の中で得られたものは、非常に大きいです。

 
現場を知っているか? 本気を出したことがあるか?
など、実際に入社してみないとやはりわからないことが山ほどあります。

 
その中でも自分の望む能力を得るためには、

とにかく自分のやりたいことを口に出す!

できないならば早めにプロジェクトを出る!

どうしても無理なら即座に辞める覚悟を持つ!

といったところでしょうか。

すぐに辞めることになっても大丈夫です、コンサルで過ごす一年は普通の企業の三年とも言われていますから。

 
現代は労働時間も短くなってきましたが、それでも濃厚な時間を過ごすことができるには違いありません。

大事なのは、そこから自分が何を学び取るかだと思います。

そして業務外の時間においても、自己学習や向上心を保つ機会を常に持ち続けることです。

 
合わせて読みたい>>>> ビッグデータアナリティクスや機械学習のおすすめ勉強方法とは
 

学べる能力がギャンブルであることを承知でコンサルティングファームへの転職に望む

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本記事では外資系コンサル志望者に向けて、その仕事内容をイメージしやすくするために、コンサルタントとして身につく能力をご紹介しました。

 
実は僕自身も、第二新卒でコンサルティングファームに入るまで、恥ずかしながらあまり業務内容を知らずにいました。

入社後のミスマッチを無くすためにも、一人でも多くの志望者の方に役立てる前知識として、役立てていただければ幸いです。

 
こちらの記事では、第二新卒での転職事例も含め、おすすめの転職サイトをご紹介しております。

担当するエージェントに対して、コンサルティングファームでの働き方のイメージを伝えておくと、認識違いもなく求人が見つかると思います!

 
コンサルティングファームへの転職を考えている方は、ぜひ一度ご覧ください。
 
僕の転職事例はこちら>>>> 第二新卒で自動車メーカーから外資系コンサルタントへ転職
 

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