イスラエルのチェックイン・入国質問対策!LALINE(ラリン)のアメニティもらった話

      2018/12/08

こんにちは、ノマドのTENです。

僕は昔イスラエルに行ったことがあるのですが、その時にエル・アル・イスラエル航空という、イスラエル国営の航空会社を使用しました。

 
出発地のマラケシュ→マドリッドはイベリア航空だったのですが…
マドリッド→テルアビブはコードシェア便で、運行が今回のテーマである、エルアル航空です。

 
そのため、モロッコでチェックインした後、マドリッドの空港では乗り継ぎを待つのみで、荷物はそのまま最終目的地であるイスラエルまで運ばれるはずです。

普通の航空会社ならば…


とは言え、数十カ国旅をしていた僕ですが、いままで入国拒否をされたことはありません。

内心なんとかなるだろうと思ってはいたものの、バックパッカーらしく伸ばしていた髭を全て剃ることで、ピュアな旅行者を演出しようと目論んでいました。

 

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エル・アル・イスラエル航空に関する噂と衝撃的なフライトマップ

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エルアル航空は、チェックイン時の審査が非常に厳しいことで有名です。

乗客一人ひとりに対して、入国審査や税関以上の質問事項を浴びせて入念にチェックし、FBIなどの危険人物リストと照合します。

 
実際に航空機に登場する乗客の中には、銃を持った武装警官が、一般乗客に紛れて搭乗しているという噂もあります。

また、パイロットもイスラエル空軍の出身者だそうで、コックピットは二重ドアかつ暗号コードが必要など、ハイジャックに対する徹底した防衛策がとられています。

加えて、機体の床や壁は特別仕様となっていて衝撃などに耐えられる設計となっており、貨物室は爆発物に備えた耐爆構造が施されているとのことです。

さらに、航空機自身にも対ミサイル防衛システム搭載という噂すらあります。

なんじゃそりゃ、レーダー探知機のようなものでしょうか。

 
とにかく、こんな風に何重ものガードがなされていることから、“世界一安全な航空会社”という呼び名もあります。

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フライトマップを見ると、さらに衝撃的です。

イスラム教の国を大幅に迂回し、それ以外の国の上空のみを飛行して、アジアやアフリカなど、世界各国へフライトする航路が取られています。

同盟国以外の国とは関係が良くないためか、はたまた排撃へのリスクヘッジか…

 

イスラエルの治安や国際情勢を反映した厳重なチェックイン

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これほどの防衛策を練っているとは、さすがイスラエルの航空会社。
旅行客であっても、一筋縄ではチェックインさせてはくれません。

 
ちなみに後ほど調べてみると、これってアジア人ひいては日本人だから審査が厳しかったみたいですね…
まあ無理もないです。

テルアビブ空港乱射事件

実際に他のヨーロピアンなどは、スムーズにチェックイン・入国できていましたし。

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エルアル航空では、出発国→イスラエルの直行便の場合でも、出発国→乗継→イスラエルの場合でも、搭乗前に必ず厳重な審査があります。

僕もそのパターンで、乗り継ぎのマドリッドの空港で引っかかりました。

そんなチェックインの厳しさもあり、“世界一チェックインの厳しい航空会社”とも呼ばれているそうです。

乗り継ぎのため、航空券にプリントされた搭乗口で待機していると、エルアル航空用に謎のセキュリティブースが設置されます。

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ここに順番に並ばされ、スタッフから非常に厳重な質問攻めに受けます。

僕の場合、洋画に出てきそうな、かなりガタイがよく頑固で真面目そうな中年男性です。

 
マドリッドなので、たぶんスペイン人でしょうか?
真面目そうな名前ってことで、とりあえずジョンソンさん(仮)と名付けましょう。

以下、僕が実際に受けた質問事項になります!

・仕事は何だ?
・それはどんなことをする仕事だ?
・大学はどこだ?
・専門は何で、何を勉強していた?

各国の入国審査などでよくある質問ですが、ジョンソンさんの場合、さらに突き詰めて聞かれる感じです。

単に職業名を答えて終わり、ではなく、嘘偽りではないか確認するために、その内容まで詳細に聞かれました。

・渡航する目的は?
・どれくらいの期間滞在する?
・どの都市へ行く?
・泊まる予定のホテル名は何だ?
・知り合いはいるのか?

これも、各国でよく聞かれる質問事項ですね。

同じように、かなり詳細を根掘り葉掘り聞かれる感じです。

予約画面やスケジュールをスマホなどで見せると、良いかもしれません。

・そこで何をする?
・そこにある有名なものを言え。

少しイレギュラーな質問になってきました。
観光地の名前や、有名な建物の名前を言って、写真を撮りたい旨を伝えたら、ジョンソンさんもなんとか許してくれました。

・日本を出てからの旅程を言え。
・なぜそんなバカげた旅程を組んでいるんだ

この時の旅は仕事を辞めた直後であったため、かなり長期間に渡るものとなっていました。

イスラエルに至るまでの旅程も、シンガポール→タイ→マレーシア→ドバイ→カタール→トルコ→スペイン→モロッコと、かなりクレイジー。

 
ジョンソンさん的にはこれが気に留まったらしく、

なんでこんなに旅行できるの?お金どうやって稼いだの? それぞれ何日ずついたの? なんでこんな日程にしたの? お前意味分かんないんだけど?

みたいに、相当詰めてきました。

 
僕は正直に、”日本で仕事を辞める前は真面目にサラリーマンをやっていたこと”や”再就職までの期間が限られていたので世界旅行に出ていること”を伝えると、ジョンソンさんも半分疑いながら、納得してくれたようでした。

・マレーシアとインドネシアに行っているが、なぜ行った?
・それらの国に友達はいるか?

これは、今回の旅程とは関係なく、パスポートにある過去の渡航歴の情報を見て、質問してきた感じです。

イスラム教の国に行ったことがある場合は、詳細に内容を聞かれる感じです。

フライトマップ上では同盟国になっているトルコや、直前まで滞在したモロッコは一切聞かれませんでした。

なので、あまり親交のないイスラム教の国やアジア圏に渡航歴があると、より詳細を詰められるみたいです。

 

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ただのバックパッカーなのに別室に連行され身ぐるみを剥がされる

やっとの思いで、ジョンソンさんの質問攻めに耐えきったTENですが、その後なぜか別室に連れて行かれます。

他の外国人は一切、連れて行かれている様子はないのに…

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階段を降りると、そこにはイスラエルの観光を押し出した別室と、大勢の警官が。

言われるがまま服を脱ぎ、全身をボディチェックされた上で、モロッコから預けた受託手荷物、機内持込の荷物、すべてを自身の手でバラされて、検査機に通し、服も脱いでボディチェック。

せっかくモロッコで預けたのに、意味ないじゃないか…

その際に、一眼カメラやiPadを含む、電気製品は全て受託手荷物側に入れられました。

カメラ壊れないか、内心ガクブルです…

機内に唯一持ち込みが許可されたiPhoneすら、本物だと確かめるために、ここで写真を撮ってみろ、と疑われる始末。

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↑その時にiPhoneとった写真

以上の検査が終わると、なんとなく警官たちもホッとした様子で、少し日本のことを話したりもします。

気がつくと先ほどのジョンソンさんも来ていて、僕の服装をいじったりしてきました。

 
僕はその時、サッカーチームのバルセロナのジャケットを着ていました。

ちょうど日本でクラブワールドカップをやっていたのもあって、

「いま日本にバルサいってるよね!てかなんでマドリッドなのに、バルサ着てるの?ナメてる?」
みたいに、少し心がほぐれた様子。

 
その後は、別室にあるTVに流れていたミスタービーン(謎)見ながらひたすら待ってると、搭乗開始時刻になりました。

時間が迫る中、大丈夫か?と何回も確認したのですが、問題ないの一点張り。

どうやら検査に時間がかかって、出発が遅れることは日常茶飯事のようです。

エルアル(el-al)はeveryday late, always lateの略だ、なんて皮肉もあるほど。

 
実際の搭乗になると、僕が座席に座るまで、係員が付き添います。

最後まで、容疑者の身分は晴れないようです。

搭乗口では、ジョンソンさんも笑顔で見送ってくれました。

「仕事だから仕方ないんだよね、エンジョイ!」

…めっちゃいい人やん!! 泣きそう!!!!

ロスバゲの絶望感と共に搭乗

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そんなジョンソンさんに暖かく見送られ、イスラエルへの旅路に思いを馳せていた僕に対し、ボーディングブリッジにいた別のスタッフから、衝撃的な一言が告げられます。

 
「荷物チェックに時間かかったから機体に載せれなかったわ、明日宿に届けるね」

 
なんと、質問攻めと別室チェックのせいで出発が遅れたあげく、先ほど検査していた僕の受託手荷物のみが、機体に載せられなかったというのです。

自分の荷物が載っていないことを知った上で、あえてその機体で外国に向かわなければいけない絶望感…

大事なカメラも受託手荷物に入れさせられたし、写真も取れない。

これからさらに寒い国に行くのに、十分な服もない。

 
日本人は水と安全はタダと思ってるって言われるけど、それがどれだけ恵まれてることなのか、身に染みて実感したのでした。

テルアビブ空港とLALINE(ラリン)のアメニティ

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実際にエルアル航空に乗ってさえしまえば、フライト自体は至って普通。

CAさんもいますし、機内食も出てきました。

テルアビブの空港だって、新しくてとてもきれいです。

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空港のエルアル航空のカウンターに行き、ロストバゲージの旨を伝えます。

用紙に個人情報やフライト名、宿泊予定のゲストハウスを記入すると、明日の同じ時刻の便で到着するとのこと。

ゲストハウスまで直接届けてくれるそうです。
めちゃめちゃ不安だけど…

当面の間生活するために、オリジナルのバッグに入ったアメニティをもらいました。

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中身は部屋着のほか、さすがイスラエル、LALINEの化粧品一式が入っていました。

バックパックなしでも、ゲストハウスならばこれで数日間は滞在できそうです。


その後、荷物は無事に帰ってきて、観光を楽しめるようになりました。

イスラエルについては、また記事にしたいと思います!

 

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