「コンサルティングファームで出世する人って、どんな人だろう?」
「部下を持つことになったけど、いまいち指示の出し方が苦手なんだよな…」
この記事は、そんな方へ向けて書いています。
こんにちは、02smwhere(@02smwhere)です。
僕は第二新卒で外資系コンサルティングファームに就職して以降、様々な優秀な上司を目にすることができました。
そこで本記事では、外資系コンサルタントとして出世している方々に見受けられる特徴について、まとめてみることにします。
コンサルティングファームはもちろん、ほかの企業においても出世のヒントになると幸いです。
- 出世している上司全般に共通する雰囲気
- 出世している上司が部下から質問された時の反応
- 出世している上司が部下に教える時の方法
出世している上司全般に共通する雰囲気
上司になるということは、自分よりも若い部下を持つということです。
生まれ育った時代が違う以上、自分の常識は部下に対して通用しないことも十分理解しています。
優れた上司は、型にはまった思い込みに縛られずに、若い世代の新しい価値観を取り入れて、自分も変化し続ける姿勢を持っています。
そしてそれらを理解した上で、部下の動きやすい環境を作り、仕事を任せてくれるものです。
コンサルタントにありがちなのが、理論でひたすら詰めることが優秀である、と思い込んでいる点です。
確かにロジカルシンキングは大切ですが、旧態依然としたコンサルタント像を押し付けてしまっては、若い世代はついてきません。
優れた上司は、それらを十分に理解した上で、部下のキャリアやファームとしての人材育成について、熱心に考えてくれます。
合わせて読みたい>>>> 外資系コンサル経験者が「成長が早い」「優秀」と評価される理由とは
出世している上司が部下から質問された時の反応
部下を持つということは、上司として頼られ、時に質問されることもあるでしょう。
若い世代は特に、何かを思いついてひらめいたり、業務の改善や問題解決など、時にはいままでのやり方に疑問をもったり、否定することもあります。
優れた上司は、これを寛大に受け入れてくれます。
きちんと部下に顔を向けて、自分の作業を止め、質問された内容を復唱したり、適切なアドバイスをくれるものです。
それが優れた改善点であった場合は、ごく自然な言葉で、かつ大勢の前で、部下の自信になるように褒めてくれます。
(逆に叱る時には、なるべく一対一になる環境で改善点を教えてくれます。)
評価の時にも、目に見える形で改善を行った場合、きちんと反映してくれることがほとんどです。
実際のプロジェクトにおける働きは、昇給やプロモーションという形で部下にきちんと還元され、部下もそんな上司の姿を見て、コンサルタントとしてのステップアップをしていきます。
合わせて読みたい>>>> 外資系コンサルティングファームの評価制度とは?
出世している上司が部下に教える時の方法
優れた上司は、部下に何かを教える時にも創意工夫を凝らしています。
例えば、仕事をそのまま教えるのではなく、その背景ややるべき目的・理由を明確にしてくれます。
これにより、初めから答えだけ教えず、部下に自分で調べさせる工夫をして、実際に手を動かせることを意図しています。
また、優れた上司は相手のレベルを見極めて、合わせて会話するのが上手です。
手順を追って説明し、部下自身の言葉で説明させることで、理解を深めさせようと工夫しています。
コンサルタントとして働く以上、クライアントと直接話すことが多く、若いうちから経験を積む機会が多いです。
しかし直接客先へ出る前から、上司がきちんと指導をしてくれるので、あまり心配には及びません。
わからないこと、不安なことがあれば、なんでも聞いてみるのがいちばんです。
むしろ、何も質問しないこと自体が、上司から叱責されることにも繋がりかねません。
合わせて読みたい>>>> 外資系コンサルで学べるビジネスの基礎や仕事術とは
外資系コンサルティングファームには優秀で見本となる上司が多い
本記事では、僕が外資系コンサルティングファームで働いた経験をもとに、優れた上司の特徴をご紹介しました。
彼らの下で働けることもまた、コンサルタントとして働くことの醍醐味の一つでもあるといえます。
仕事は大変なことが多いかもしれませんが、自分の見本となるような頼れる上司の下、成長の機会は非常に多いです。
人材輩出業界としても有名なコンサルティング業界、興味のある方は、ぜひ本ブログの他の記事もご参照ください。
合わせて読みたい>>>> 激務で残業地獄でも外資系コンサルが人気の理由とは
ピンバック: 外資系コンサルの仕事は適正なしで転職すると後悔します【激務・ブラック】 – TABI-ENGINE