外資系コンサルで働いたノマドが仕事の生産性について切る

      2018/09/02

「今日も思っていたように仕事が出来なかった、業務が終わらない…」
「生産性を上げろっていうけど、どうすりゃええねん」
「業務の効率化ってどうやってやるの?」

この記事は、そんな方へ向けて書いています。

こんにちは、ノマドのTEN(@02smwhere)です。

さて、ノマドと名乗っている僕ですが、年中旅に出ているわけでもなく、実際はコンサルタントの仕事したり、カフェや家でコードやブログ書いたりしてる時間の方が圧倒的に多いです。

 
そんな僕ですが、外資系コンサルティングファームで働いていた以上、マネージャーには常に生産性や効率について口酸っぱく言われたものです。

最近は働き方改革とかで業務効率化や生産性の向上などがしつこく言われていますが、実際にコンサルタントとして得られた結論は以下の通りです。

本記事のまとめ
  • 集中できる環境は人によって違うので、狭いオフィスで生産性を求めるのは酷である
  • 日本人個人の業務の生産性を上げるのは、乾いた雑巾を絞るようなもの
  • 企業や業務全体での効率化を行わない限り生産性は上がらない

本記事では、日本人の出る杭打たれる文化を叩き、働き方を否定して終わるつもりはありません。

きちんと解決方法を示します。

 
ですが、やはりまずは最初に言及せずにはいられませんね。
 
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人が集中できる環境は、仕事や事情によって異なる

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見てください、この写真。

憧れますよね、海とプールを見ながら、ジュース片手にMacbook。

 
実際にやってみたんですが、

ぜんぜん集中できませんでした…

 
本当は写真の整理に集中したかったんですが、結局海を見ていたり、ダラダラSNSを見てしまったり。

 
効率は圧倒的に悪かったように思います。

旅をしながら働ける人もいると思うんですが、僕は向いていないなと思いました。

 
少なくとも、短期間で移動しながら仕事をこなすのは難しいなと。

 
僕の目指している姿は、場所や時間に依存こそしないものの、自らに流動性を持たせて、北海道であろうと海外であろうと働けるデジタルノマドです。

ノマドだからといって、常に移動しながら働くわけではありません。

もしも定住を許されず、移動を強いられながら働くことを強制されたとしたら、生産性も落ちるし発狂するレベルです。

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さて、この環境をひっくり返したのが日本のオフィスワーカーな気がしています。

移動の自由を徹底的に排除されて、限られた空間で仕事をこなす。

そんな狭いオフィスが嫌でたまらない人にとって、会社の中だけで生産性を求められてしまうのは、残酷にもほどがありますよね。

 
子育てをしている人にとっては、子どもが心配で仕事が手につかないのであれば、在宅勤務のほうがかえって効率が良いのかもしれません。

東京に住んでいる人を雇うより、優秀な地方の人をリモートで雇うほうが、かえって生産性が高かったりするかもしれません。

 
そんな風に、まずは風土として個人が最も働きやすくなる自由を、整えていく必要があると思います。

 
ですが、個人の実感やニュースを見る限り、働き方改革でこれは徐々に実現しつつあるのではないかと思います。

 

日本人は非常に真面目で効率良く働くが、組織になると無駄を産んでしまう

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では、何が本質的な問題なのか。

 
コンサルタントとして様々な企業を見てきましたが、

日本人ってものすごくよく働くと思うんです。

 
仕事をサボっていたり、雑談をしてばかりの職場は、あまり見たことがありません。

常にPCに向かい何かしらの作業をこなしている様子が、どのオフィスに行っても目にすることができます。

 
にも関わらず、なぜ日本社会全体として効率が上がらないのか。

それは、本来やらなくても良いことをやっている。

もしくは、一日の仕事体力を無駄に消耗してしまっている。

そのどちらかだと思うのです。

 
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会社で勤めていると、毎日の業務のなかで、直接価値を産まない仕事に時間を費やしてしまっている可能性があります。

従業員として働いているのあれば、それは会社がお金を稼ぐシステムに組み込まれているということです。

どんなに無駄な仕事であっても、価値のある仕事であっても、給料が変わらないため、本人はそのことに気が付きにくいのです。

 
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もしくは、マルチタスクをこなしすぎて、仕事ができている錯覚に陥っている可能性があります。

日本人はよく教育もされ、道徳的にもまじめで、本来であれば効率よく働くことができる人種のはずです。

そんな風に、ものすごい力を発揮できるからこそ会社は信頼してあらゆる業務を任せ、結果マルチタスキングとなってしまい、全体的な効率が落ちていく…

 
特によく組織化された大企業で働くサラリーマンについて、そのような光景を目にすることが有りました。

仕事はいくらやっても、終わりがありません。

あなたがいくら頑張ったところで、今出している以上の生産性は上がらず、スピードアップする可能性は低いです。

 
それでも仕事が終わらないのであれば、それは個人の問題ではありません。

会社や業務の仕組みの問題、直接価値を産まない仕事があまりにも多いのです。

一日の体力的な疲れからか、仕事をした気になってしまっている、ということです。
 
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大企業ほど業務改善を行うハードルは高くなってしまう

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僕は業務改善のコンサルタントとして、いくつかのプロジェクトに参加してきました。

外資系のコンサルティングファームで行うプロジェクトとして、SAPやSalesforceなど、業務パッケージの導入を行なうことがよく有ります。

 
業務のパッケージを導入することとはつまり、ビジネスのやり方を購入することに等しいです。

パッケージに沿った形でビジネスを行うように、企業の人員や仕組みを配置していけば、おのずと効率化が行われ、利益が上がるように設計されているのです。

業務パッケージとは、まさに世界中の企業のトライアンドエラーが反映されて、最も効率の良い形がデフォルトになっていることがほとんどだからです。

 
それでも、やはり各企業によって特殊な要件があったりするので、それを業務からシステムに起こしていくために、僕たちコンサルタントが存在するわけです。

 
そして、外資系ならではの視点としては、やはり日本の大企業は特殊です。

何が特殊かというと、他の国のプロジェクトに比べて、日本企業はカスタム要件が圧倒的に多いのです。

これはつまり、業務パッケージは導入したいけれど、いままでのやり方を変えたくない。

生産性は高めたいけれど、他の方法は受け入れず、自分たちのやりたいようにやらせて欲しい。

 
そんな大企業の思惑が見え隠れするプロジェクトを、なんとか形にするために、働いていたこともあります。

さらに、こういったプロジェクトを行うのは、大企業の中でも今までの業務に精通しているベテランであったり、自社のシステムしか知らない情報システム部門の人だったりすることが多いです。

そのため、実際の現場や、企業の今後を担う若手の意見を反映させることが難しくなってしまいます。

 
結果として、システムに触れる作業員にとって新しい仕組みは扱いづらく、経営陣としても思っていた以上に効率化が測れない、残念な結果に終わってしまうこととなります。

 
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企業や業務全体の効率化は生産性向上の劇薬となり得るのか

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それでも僕は、このような業務パッケージを導入する意味はあると思っています。

先述のように、これまでの企業の仕組みを劇的に変え、効率的にビジネスを行えるように再構築するならば、パッケージは非常に良いソリューションとなり得るからです。

 
僕は残念ながら、コンサルティングの第一線からは離れてしまいましたが…

それでも業務パッケージを大企業に導入することにより、会社全体の生産性の向上が図られ、結果として従業員の残業が減った事例などを、数多く目にしてきました。

 
各コンサルティングファームが採用を増やしており、売上を拡大しているのが、働き方改革を相まって、それを顕著に表しています。

 
当ブログでは、コンサルティングファームについて厳しいことも書きますが、それでも日本で働く人々がより生産性高く、幸せに仕事に取り組めるようになるためにも、コンサルタントは必要であると思っています。

それを実現するためには、業務パッケージの導入やシステム開発、SIerやエンジニアの存在が不可欠であることも、十分承知の上です。

 
日本社会全体の生産性向上のために、少しでも助力できることを望んでいます。
 
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