大学では理系の専門科目以外も意識して勉強すべし

      2018/08/08


「文系に比べと、理系の大学生は楽しくなさそうだし忙しそう」
「バイトにサークル、リア充してる暇な大学生が羨ましいな」

この記事は、そんな方へ向けて書いています。

こんにちは、デジタルノマドのTEN(@02smwhere)です。

僕は中高は地元の公立に通い、その後旧帝の理系国立大学・大学院に進み、新卒でメーカーと、外資系コンサルへの転職を経て、現在に至ります。

 
本記事ではそんな僕が、理系の大学生が過ごすべき学生生活についてアドバイスをしたいと思います。

本記事のまとめ
  • 大学はあらゆる専門家が集まる最高の学習環境
  • ベーシックスキルとなる幅広い教養を身につけるべき
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理系学生は大学入学時の専門性に囚われないこと


まず大学入学、おめでとうございます!

これから大学生活を送ることになる皆様に、伝えたいことがあります。

それは、自分の理系科目の専門以外の勉強もしてみてほしい、ということです。

 
大学受験を控えていて、高校生だった頃は、世界のこと、生きるということ、働くということについて、何もわからなかったし、知る術もなかったでしょう。

僕自身はなんとなく選んだ、工学部・機械科という環境の中で、大学院での研究室生活も含め、6年間を過ごしました。

そして同級生や先輩たちが名だたる大企業、特に製造業に行くのを目にして、自分もなんとなくその道に進むものだと考え、日々をなんとなく過ごしていました。

 
よく考えてみると、OBOGが行くような会社になんて、必ず就職しなければならない理由はありません。

しかし、自由であるがゆえに何を学べば良いのかもわからず、どの道に進めば良いのかもわからない。

その結果、周りの人に流されるままに勉強したり、就職することになってしまいます。

 
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そもそも子どものときなんて、大半の人は親に守られ、世間からも守られて生きてきました。

そんな状態から初めて自分で選んだ大学の専門が、ピッタリと後悔無く、自分の意図に当てはまる可能性は非常に低いでしょう。

増してや、好きでもない専門で就職が有利になったり、社会人として生きる未来が決まるなんて、馬鹿らしいです。

 
大学受験という垣根を取っ払って、宗教や歴史を勉強してみると、理系でも意外と楽しかったりするものです。

IT系の偉人は哲学好きが多く、あのスティーブ・ジョブズでさえ、禅の考えやインド旅行がベースになっていると言われてます。

受験から解き放たれて自由になった今、願書を出した学部以外でも、自分で勉強したいことが勉強できる環境がキャンパスには広がっているのです。

 
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大学は自分の専門以外も勉強できる最高の場所


現代社会において、離職率やうつ病の患者の増加が取り沙汰されていますが、これには大学生活と社会におけるギャップも影響していると考えられます。

「大学なんてろくに勉強することもないし、暇なだけ」

「暇な時間で起業や留学しようぜ!」

みたいな考え方も散見されますが…

 
多くの学生の場合は、大学生活を何となく暇に過ごしてしまうがゆえに、規則正しく多忙な社会人生活に馴染むのに苦労してしまうのです。

 
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しかし理系の学生は、普通に勉強や研究で忙しいことも多いです。

そのため、どうしても自分の研究分野以外が目に入らず、就職先も自分の専門性を軸に選ぶことが多いです。

それは決してだめとは言いません。

起業としても即戦力を求めていることもありますし、共同研究を行っている場合など、自身の研究が世の中に大きな影響を与えることができる場合もあるでしょう。

 
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一方で、大学という場所は、社会全体から見ても非常に特殊な場所です。

なぜならば、一企業では有り得ないような、あらゆる研究分野のスペシャリストや設備が同じ空間に整っており、学生の身分であればそれをほぼ無料で学ぶことが出来るためです。

だからこそ、いつか社会にでて専門分野を極めていくと決めているのであれば、なおさら大学という場所を利用して、他の分野の勉強をかじってみるのも良いでしょう。

 
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理系の専門分野でもベースの教養と考えて学習する時代


さらに理系の専門科目には、大学の卒業要件を満たしていたり、博士の称号を持っていないと、従事することが難しい職業があります。

例えば、医者や看護師であったり、メーカーの研究職などです。

製造業においても、電気自動車や自動運転だって、きちんと大学に所属して学会で論文を発表し、なんなら博士まで持っていないと、世界レベルでは土俵にすら立つことができません。

 
理系の専門分野によっては、大学の方が最先端の医療や研究に触れることができる場合もあるので、大学に入るメリットは大きいです。

もちろん、大手メーカーや製薬会社に入社する場合にも、理系かつ院卒で学べる知識を身に着けていることが、選考におけるベースの大前提だったりするのです。

 
そのため、大学での専門が生きる仕事に就きたくて、かつ学士・修士・博士を持っていないと入れないような会社なのであれば、大学進学が必須です。

SNSでは自分たちが正義だと言わんばかりに、”大学進学なんて意味がない”という話が大きく論じられていますが、すべてを鵜呑みにする必要なんてないのです。

「大学は勉強するところ」「理系科目はもはや専門ではなく教養である」という大前提に立てば、一方の偏った声しか耳にしないことの危険さにも気がつくことでしょう。

 
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一方で理系の学生に関しては、ブラック研究室の問題には気を配らなくてはいけません。

ブラック研究室では、研究には全く関係のない雑務であったり、研究室を牛耳っている教授を研究に付き合わせる、といった行為によって、学生が無償で労働力を提供することになってしまいます。

 
確かに卒業論文を書くことになって、研究室に配属すると、実験によっては大学の滞在時間が長時間になってしまうこともあるでしょう。

特に学生に人気のある研究室は、研究自体はとても真面目に行っており、一定の研究成果や権威を得ていることも多いです。

もしくはコアタイムやゼミなどの規則がゆるい、といった理由から、配属時には人気が高まる研究室もあることでしょう。

 
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しかし、どちらにおいても、研究成果を挙げることのみ、あるいは学生を卒業させることのみにしか興味がない研究室の場合、ブラック研究室と化してしまう可能性も考えなくてはいけません。

ブラック研究室を容認している教授やドクターからすると、学生をタダで好きに使える労働者としか見なしていない場合もありえるのです。

自身の興味が持てる研究内容を抱えており、かつ就職活動にも寛容な研究室について、先輩の話を参考にしながら配属先を選びましょう。

もちろん、研究室配属後も自分の専門以外にも興味を持って、学習を進めておくべきです。

 
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大学は社会のベーシックスキルを身につける最高の場所

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大学は、社会人からするとあらゆる分野の専門性を学ぶことが出来る、最高の学習環境です。

若いうちに様々な教養を身につけることができれば、ベーシックスキルとしてあらゆる就職先で活躍することができます。

 
もしも自分の専門分野に自身がなくても、今後のキャリアでどこでも通用するスキルが身につく就職先であれば、全く問題ありません。

ロジカルシンキング、プログラミング、議事録やプレゼンなど、ビジネスマンとして基本的なスキルが身につく企業であれば、それから先どんな分野でも食べていくことが出来ます。

専門分野を磨くのは、ベーシックスキルを身に着けた後でも全く問題ないでしょう。

 
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私たちは人間の寿命100才まで伸びると言われ、定年退職も延長されるであろう時代を生きています。

大学卒業時でなくとも、専門スキルを身につけるのは、社会人を数年経験した後でも決して遅くはありません。

大学への再入学や、社会人の学び直しといった議論は、今後益々増えていくことでしょう。

そのため、若いうちには一つの専門に固執することなく、大学という素晴らしい環境を活かして、幅広い教養を身につけておくことが、その後のキャリアを豊かにするのです。

 
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