戦略系と総合系の外資系コンサルティングファームの違いとは【職種・キャリア】

      2018/10/14


「コンサルティングファームには戦略系と総合系があるけど、何が違うんだろう?」
「とりあえず戦略系コンサルタントになれば間違いないかな?給料も高いし…」

この記事は、そんな方へ向けて書いています。

こんにちは、TEN(@02smwhere)です。

本記事では、実際に外資系コンサルタントとして働いていた僕が、戦略系と総合系のコンサルティングファームの違いについてご説明します。

本記事のまとめ
  • 戦略系と総合系の仕事の違い
  • コンサルタント個人としてのキャリアの違い
  • 具体的なコンサルティングファームごとのカテゴリ分け
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戦略系と総合系のコンサルティングファームの仕事の違いとは

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戦略系と総合系の違いを一言でいうと、コンサルティング業務として抱える仕事の違いといえます。

まずコンサルティングファームに仕事を依頼するクライアントの立場からしてみると、戦略系コンサルタントには非常に高い報酬を払うことが要求されます。

 
したがって、プロジェクトが長期間であったり、人数を多く割く必要がある場合は、予算の都合上総合系コンサルティングファームに頼むことになります。

以上のことから、戦略系では短期間かつ結果にシビアなプロジェクトが多くなります。

 
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一方で、総合系ファームにおいても戦略系に近いプロジェクトもありますが、多くは業務やITに関連する、戦略系から一歩下流に位置する仕事となります。

ですが、総合系コンサルティングファームならではの強みが活かされることもあり、場合によってはこちらのほうが会社としては安定したり、儲けることができることもあります。

 
最近では総合系コンサルティングファームの中にITコンサルタントを抱え、システム導入や業務のアウトソーシングを請け負うことで、保守運用による収入を得ているファームも存在します。

したがって、総合系にも戦略系のプロジェクト自体は存在しますが、数は非常に少なく、近年は特にITコンサルティングにシフトしつつあります。

 
現代社会においては、企業の経営とITは切り離せない関係となっているため、今後もその傾向は続いていくでしょう。

 
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コンサルタント個人の戦略系と総合系のキャリアの違いとは

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一方で、戦略系でも総合系でも、コンサルタントとして必要なスキルは大きく変わりません。

というのも、近年は従来のコンサルのイメージとは違い、純粋な戦略案件というのは全体的に少なくなってきているためです。

これまでのビジネスは、主に個人の経験や勘など、特定の人物や経営者に頼った意思決定がほとんどでした。

 
しかし今日では、モバイルやコンピュータの発達により、顧客から様々なデータを集めることが可能になっています。

そのため、クライアントも情報や知見が容易に集められるのにも関わらず、わざわざ高いお金を出してコンサルティングを依頼することは少ないでしょう。

 
そんな背景もあり、最近のコンサルティングファームではシステム導入やデジタルを扱う案件、データサイエンスなど次世代を見通した案件や提案が多くなっています。

以上のことから、戦略系でも総合系でも、コンサルティングにはITスキルが必要不可欠となってきています。

 
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待遇面でいうと、戦略系コンサルティングファームでは総合系に比べると、1階級程度給与が高くなることが多いです。

例えば、戦略系のマネージャーであれば、総合系のシニアマネージャーと同程度の待遇となると考えてください。

 
近年では、SIerなどからコンサルティングファームへの転職も多く、他のファームから出世や給料アップを狙ってしてきた人は、待遇の違いに驚くことも珍しくありません。

一方で、総合系コンサルティングファームの場合は会社自体が大規模であることも多く、研修も充実しており、未経験でもある程度は育ててもらえる風潮があります。

 
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各コンサルティングファームの戦略系と総合系の具体的な違いとは

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著名な戦略系コンサルティングファームといえば、マッキンゼーやBCGなどが挙げられることでしょう。

一方で、総合系コンサルティングファームであれば、業界最大手のアクセンチュアが有名です。

しかし、BCGもオペレーションやIT系のプロジェクトを抱えていたり、アクセンチュアにも戦略部隊が存在流など、両者の明確な垣根は年々低くなってきています。

 
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ですが、それぞれのコンサルティングファームでないと参画できないプロジェクトというのは、明らかに存在します。

例えば、マッキンゼーなどの戦略系コンサルタントは単価が非常に高いので、高い収益を挙げている企業や業界に精通していることになります。

さらに仕事内容についても、戦略系は数週間や数ヶ月でプロジェクトが変わることがあり得るのに対して、総合系では数年に渡るものも少なくありません。

 
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このような背景は、例えば総合系であるアクセンチュアの戦略系コンサルタントと、その他のコンサルタントにおいても、仕事内容が変わることを意味します。

ITや業務系であれば、目先の売り上げだけでなく、クライアントとの良好な関係を築くことによって、後続フェーズや他のプロジェクトの仕事も受注することに繋がります。

戦略系コンサルタントの場合は、会社の売上に貢献するために、短期間かつ単価の高いプロジェクトに参画した上で、さらに下流である業務やITの案件も流してもらうように、気を配る必要があります。

 
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一方で、アクセンチュアなどの総合系コンサルティングファームにおいては、戦略系コンサルタントは別の採用枠となっています。

しかし総合系コンサルティングファームの場合は、様々な組織を抱えているがうえに組織再編も頻繁であり、配属プロジェクトも会社の論理で決定される可能性があります。

その結果、個人の都合ではなく会社の都合が反映されることが多く、たとえば戦略系のプロジェクトを本人が希望していても、ずっとIT系しか回されないことも起こり得ます。

そのため、純粋な戦略系コンサルタントとしてのキャリアを希望するのであれば、アクセンチュアではなくマッキンゼーやBCGを目指すことが望ましいでしょう。

 
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コンサル就職を目指すなら、待遇以外の戦略系と総合系の違いも理解すること

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本記事では、戦略系と総合系のコンサルティングファームの違いについてご説明いたしました。

特に学生の方にありがちなのですが、戦略系は総合系に比べると、採用の難易度が高いため、そちらを志望されることが多いように思います。

 
しかし、入りにくいファームに入社できたからといって、個々人が望むキャリアが実現しやすいかというと、必ずしもそうではありません。

これから就職を目指すのであれば、きちんと違いを理解した上で、自分に合ったファームを選択しましょう。

 
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