大学進学は意味がないと言われる理由に物申す【理系は専門性を磨くべき】

      2018/09/02


「いまどき大学なんて意味がないと言われる」
「進路に迷っているけど、大学に行くべきか決められない」

この記事は、そんな方へ向けて書いています。

こんにちは、ノマドのTEN(@02smwhere)です。

僕は中高は地元の公立に通い、その後旧帝の理系国立大学・大学院に進み、新卒でメーカーと、外資系コンサルへの転職を経て、現在に至ります。

本記事ではそんな僕が、大学進学について考えてみようと思います。

本記事のまとめ
  • 専門性が必要な職に就くためには大学が必要
  • 大学で作ることができる友人関係はとても貴重
  • 入試というプロセスも人生に自信を与えてくれる
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理系が専門性を身につけるために、大学進学が必要な理由とは


結論から言ってしまうと、僕は大学に進んで身につけるべき専門があるならば、進学したほうがいいと思います。

例えば、医者になりたいとか、研究者になりたいとかですね。

 
これらの職種は、現状だと大学の卒業要件を満たしていたり、博士の称号を持っていないと、従事することが難しいです。

むしろ大学に入った方が、最先端の医療や研究に触れることができるので、自分のためになるとも多いです。

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最近は人気のないメーカー就職ですが、現代の日本においては、製造業が外貨を稼いでいる割合がまだまだ高いのが現実です。

そして大手のメーカーに入社しようと思った場合、理系かつ院卒のパスを持っていると、選考が非常に有利になります。

皆が大好きな電気自動車や、自動運転だって、きちんと大学を出て、なんなら博士まで持っていないと、世界レベルでは土俵にすら立つことができません。

 
以上をまとめると、大学での専門が生きる仕事に就きたくて、かつ学士・修士・博士を持っていないと入れないような会社なのであれば、大学進学をしたほうが良いです。
 
合わせて読みたい>>>> 大学の専門で有利になる就活なんてくだらない
 

進学するなら「大学で勉強する理由」を考えるべき


僕は幸いにも、自動車メーカーしかり製造業コンサルタントしかり、自分の持っている興味と大学の専門が直結して、仕事に活かせることが多かったです。

 
ですが、特に最近のネット業界の片隅を見ると、

「大学進学なんて意味がない」

という意見が持て囃されているように思います。

 
そういった方々は大学に進学しているしていない関係なく、自ら事業を起こしていたり、個人でご活躍されている方が多いです。

 
これは僕の持論ですが、フリーランスや起業には、向き不向きがあり、そういった働き方が向いている方ほど、大学進学の意味は薄れていくのでしょう。

万人に対して大学進学を否定し、個人の独立を促してしまうのは、共感できません。

 
日本から技術者や医者がなくなったら困りますしね。

 
また別の意見として、

「大学なんてろくに勉強することもないし、暇なだけ」

「暇な時間でビジネスや留学しようぜ!」

みたいな考え方も散見されますが…

はっきり言って、理系は普通に勉強や研究で忙しいです。

 
大学から社畜マインドが植え付けられていると言われれば、それまでですが…

僕たちにとって、大学で意味のある勉強をするとは、そういうことで、単位を取るのも卒業するのも論文を書くのも、それくらい必死なんです。

 
大学2、3年で単位を取り終わってしまって、あとは就活していれば良い学生がいるのを横目に、必死に専門性を磨いている学生もいるのです。

彼らは好きこそものの上手なれで、自分の可能性や日本・世界の未来のために、大学という場所を利用しているのです。

 
そんな彼らの姿を知ってしまうと、「大学進学なんて意味がない」なんて、とてもじゃないけど口に出すことができません。
 
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専門性が違う友達に出会えるのが大学進学のメリット

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大学は、様々な専門分野を持った人や、異なる価値観を持った人とも、多くの交流を持つことができる場所です。

 
こういう議論になると、「大学じゃなくて、仕事とかオフ会とかで友達を作ればいいじゃん」

という意見が散見されます。

 
しかしこれは、自身が友達作りが得意かつそういう地域に住んでいるから言えることです。

そもそも仕事柄工場や研究所が僻地にあったり、性格が内向的な人には、無理がある理論です。

 
社会に出てからの交流というものは、お金やインフルエンサー、ビジネスなど…

必ずと言ってもいいほど、利害関係や趣味嗜好を意識した付き合い方になってしまいます。

 

マークはコンピューターにのめり込みながらも成績は優秀で、学校での勉強が飽きる程でした。
そして学校を辞めたいと言うと、父は学校は勉強が全てではなく”人と人との繋がりを学ぶ所”だと言ったようです。

出典元:世界13億人以上を繋いだマーク・ザッカーバーグ。その裏側にあった教育方法とは? – Spotlight –

学生の間は、学部などの専門分野に関係なく、サークルや授業など、様々な人と出会う環境があります。

 
“友達付き合いが変化していっても、本当に気の合う人との付き合いは残り続ける”

これは僕がこれまでの人生を生きてきて、出した人間関係の結論です。

 
異業種交流会やサークルで無理矢理作る仲なんて、どうせ長く続かないし、労力の無駄です。

仲良くなる人とは、どう転んでも仲良くなれるんだから、自然に任せるのみです。

 
そして偶然なのか、大学時代の友人とは未だに腹を割って話すことができますし、社会人になって交流会で出会った人のうち、魅力的だと思える人は数えるほどしかいません。

 

大学入試というプロセスのもたらすもの

能力をほめるとダメになる理由については、米スタンフォード大学の心理学教授であるキャロル・S・ドゥエック氏が、著書『「やればできる!」の研究(原題「Mindset」)』の中で、子供のほめ方に関する研究結果をもとに解説しています。
ドゥエック教授は、子どもを対象としたテストで「頭がいいから成績がよかった」と能力をほめたグループと、「がんばったから成績がよかった」と努力をほめたグループのその後の行動を観察しました。すると、能力をほめたグループの子どもは新しい課題に消極的になったり、なかなか解けない難題に対して「楽しくない」「自分はできない」とあきらめてしまったりしたそうです。一方、努力をほめたグループは新しい課題にも積極的に取り組み、難問にも根気よくがんばる姿勢を見せ、最終的にいい成績を収めたといいます。

出典元:能力ではなく「努力」をほめる!効果的なフィードバックの方法 – サイバーユニバーシティ株式会社 –

やり玉に挙げられがちな大学入試ですが、僕は経験するに越したことはないと思います。

受験勉強すら頑張れない人に、独立や起業は難しいのではないか、と思うためです。

 
大学入試を突破すると、自分自身の成功体験となって、自信が身に付くんですよね。

つまり、自分の能力は努力次第で、伸ばすことができると知ることができるんです。

 
言い換えれば、勉強の計画や模擬試験の結果によって、現在の自分の立ち位置を把握したり、これから何をすべきか、考えることができるようになると思うんです。

 
大学で何をすべきか、という点は置いておいても、この受験勉強・入試というプロセスを踏むことによって得られる成長は、必ず役に立つのではないかと考えています。

 

「大学進学は意味がない」という意見に流されないで欲しい

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大切なのは、周りの意見に流されず、自分の意見で考えることでしょう。

 
試験勉強がつらい状況であれば、どうしても「大学進学なんて意味がない」という意見に流されがちです。

 
そのほうが自分の感情を肯定することになりますから、気持ちがいいですもんね。

仕方がありません、人間ですので。

 
自分が将来何をしたいのか考えた結果、大学という場所で専門性を磨きたいのであれば、僕は進学を喜んでおすすめします。

 
大学生活、とても楽しいですよ。
 
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